取引形態、手数料、スプレッドなどに留意しましょう。
業者と相対で取引する場合と取引所を通して取引する場合の二つがあります。
現時点では、相対業者での取引が9割を占めていると言われています。
大きなの違いは、税制面の違いです。
税率は、相対は雑所得扱いで0〜50%、取引所は申告分離で20%です。
損失繰越ができるなど税制面での取り扱いが異なりますので、確認が必要です。
また、資産の保全という点でも、取引所取引の場合は、取引所にて法的にも守られていますので業者リスクはありません。
相対の場合、さらにIBとPRCに分けられます。
IB(Introducing Broker)は、自らは取引の受け手とならない仲介業者で、顧客と直接取引することはありません。
海外業者の日本代理店の形態をとることが多くなっています。
もう一方のPRC(Principal)は、顧客と直接外国為替取引契約を締結し、FX取引の当事者となる会社のことを言い、殆んどの日本の業者はこの形をとっています。
通常の取引では、どちらの形でも問題はありませんが、FX業者が破綻した場合、IBは取引を継続できる可能性がありますが、PRCではありません。
一方で、PRCでは独自のシステム改善など顧客の要望に応えてくれる可能性があります。
税制面と保全面では取引所、使い勝手では相対のほうが有利と言えるでしょう。
手数料は当然低ければ低いほど、有利になります。
最近では、手数料無料の業者も数多くあり、高いところでも500円(10000通貨)程度です。
では、手数料無料の業者で決まりかというとそうでもなく、スワップ狙いで売買回数が少ない場合は、スワップの有利な業者のほうがトータルではプラスになることもあるし、資産保全の点からも、手数料ありの業者を選択することもあり得ます。
また、デイトレ無料とか指値無料といった業者、商品もあります。
スプレッドコストは売りと買いの価格の差です。
通貨ごとに、スプレッドは異なります。
メジャー通貨は小さく、マイナー通貨は大きくなる傾向があります。
この差が小さいほど取引には有利になります。
USD/JPYでいうと、0〜5Pips程度が、一般的です。
ちなみに、0の業者は手数料がかかります。
また、スプレッドは固定ではなく、変動するのが一般的です。
指標時など、価格が大きく動くときはスプレッドは広がります。
次に、スリッページですが、簡単にいうと、自分の思った価格から数Pipsずれて、約定することをいいます。
トレーダーにとっては有利にも不利にもずれます。
例えば、成行でレート表に表示している価格でポジションを取ろうとしたとき、通信のタイムラグ等で表示の価格とは異なる価格で約定します。
特に、指標時など価格が大きく動く場面では、10Pips以上のスリッページが発生することもあります。
許容できるスリッページ幅が設定でき、それを超える場合はレートの再提示がありますが、設定した幅が小さいと再提示の連続となり、結局思ったレートではポジションがとれないケースもままあります。
結局、2の手数料とスプレッド、スリッページと併せて、売買コストになるのでどれかひとつが有利でも、トータルでは不利ということがあるので注意しましょう。