スワップ金利、業者リスクに留意しましょう
FX取引の大きな魅力として、スワップ金利があります。
異なる通貨間での金利差を日々受払いします。
買いで受け取ることになることもあれば、売りで受け取ることもあります。
スワップ金利は日々変わりますし、業者によっても異なります。
本来であれば、買いと売りは同値であるはずなのですが、差があるケースが殆んどです。
スワップ派にとっては大いに気になるスワップ金利ですが、今現在、最もよい金利を提示している業者が今後もベストかと言えばそうでもありません。
スワップ派は取引回数が少ないゆえ、業者にとっては儲かるお客さんではないので、スワップを目玉にして集客を考える業者はあまりないようですが、ある程度の期間を見て、高めの業者を選ぶとよいでしょう。
また、スワップが確定するタイミングですが、日々口座に反映する場合と、ポジションの決済時に反映する場合があり、スワップには限りませんが、含み益でポジションが建てられるかの違いもあります。
税制面や複利での投資を考える場合は、確認が必要です。
顧客資産の管理方法として、分別保管と信託保全があります。
分別保管は、業者固有の財産と顧客資産は別に管理しているよというだけで、万が一業者やカバー先が破綻した場合は一般債権者と何ら変わることはありません。
債権額の割合に応じて清算時に弁済されるだけで、多くても2〜3割でしょう。
債務超過の場合は当然ながら一円も返ってきません。
信託保全は、信託法の元、制度として法制化されています。
その制度の主な内容は、委託者(FX業者)が受託者(主に信託銀行)に財産権を引き渡し、信託目的に従い、受益者(顧客)のために、受託者がその財産を管理・処分するというものです。
信託の制度下では信託財産は委託者および受託者の倒産の影響を受けません。
また、同じ信託保全でも、全額なのか一部なのか、顧客資産の引渡しが毎日なのか特定の日(週末、月末など)なのかも確認したほうがよいでしょう。
万が一の場合ですので、細かい部分にそれほど神経質になることもないのかもしれませんが、不明な点はあらかじめ業者に問い合わせておくほうが賢明です。
また、破綻した場合、資金が返ってくるにしても、含み損を抱えたポジションも決済する可能性があるので、長期でのトレーダーは資産保全のほかに業者リスクも考える必要があります。
絶対ではありませんが、上場企業かどうかを目安にするのもひとつです。
最近、信託保全を謳う業者が実は信託していなかったというケースが発覚しました。
故意か手違いかはわかりませんが、信託保全の業者が破綻したケースはまだないので、信頼性100%とは言い切れません。